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山岳ガイドが独断と偏見でチョイス。山のいろいろ評価録。
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山小屋で快適に眠るために
山小屋を使い慣れている人でも、けっこう眠れないという人は多いかとおもいます。
小屋で快適に眠るためにはどんなことに留意したらいいのでしょうか。

①山小屋の部屋
泊まる小屋の寝床は、大部屋や小部屋・個室・2段ベット・カイコ棚などいろいろです。混雑する日はどうしても、はしっこから詰めて入れられます。お寿司を詰めるときと同じです。端っこから隙間なく詰めるでしょうwww 夏の混雑期は、3000m級の山でも、朝晩の寒さとは裏腹に、小屋の寝床は意外に暑いです。それも、汗の湿気で蒸し暑い感じです。つまり不快指数はMAX状態。こんな山小屋の夜に当たってしまったら、私は暑がりなので、もう寝るのをあきらめますww 
それでもより良い場所がほしい方には、ポジションとしては、窓際や通路際が換気もできていいですね。2段になっていたら、断然下の段です。温度差がずいぶん違います。冬なら逆に暖かいほうがいいのですが、夏は厨房の上の部屋などにあたると、かなり暑いですよ。混んでいて、すし詰めされたら、スタッフに夕食前にもう一度、余裕のある部屋がないか聞いて見ましょう(基本です) ※受付時に文句いっても受けてくれません。

②快適に寝る
山小屋によって違いますが、寝る布団は一人1枚が基本。つまり、混雑していたら、1枚に2人以上もあります(最近は減ってきました)。そんなときは、毛布と布団で1枚づつ分けます。もちろん互い違いに寝ますよ。混んでいるときは狭くても寝袋を用意している小屋のほうがいいかもです。山小屋の布団は天気がいいときに、交代で干します。GWや7月上旬など、小屋が開けたてのときは、布団はだいたい湿っていますのでご注意を。雨天後晴天がくれば、きっと干してくれているはずです(予想。小屋によっても頻度が違うとおもいます)。快適性をもとめるなら、軽量なインナーシーツや肌触りのいい枕を用意するといいかもです(ただそうなれば、テントのほうが快適という域に達してしまいますが)。シーツはシルク、枕はエアーよりもクッション材がはいったもののほうがお勧めです。最近のものは素材もこだわっていて、肌触りがいいです。また飛行機や車での移動中の枕としてもとても役に立ちますよ。※下に快眠アイテムをUPしています。

③予防線
寝床についたら、耳栓ですwww 山小屋はとにかくうるさい!
自然を愛し、人への配慮をしないのが、今の日本の山小屋文化なのですwww
私は耳栓をして、お気に入りにビーニー(ニット帽子など)で目隠ししてしまえば、どこでも眠れます。
耳栓は安価なわりにはけっこう重要で、9割くらい音がきこえなくなるので、いびきやトイレにいく人の無神経な足音もほぼ気になりません。100円ショップのものよりちゃんとした耳栓がオススメ。
昨今では睡眠導入剤を服用している中高年の方も多いようです。持続が6時間くらいなので食後早めにのんでおけば問題ないでしょう。
まぁビールで夢の中にいける人は幸せということですかね。←いびきの音源になりますwww

④予防線2
出発当日にそなえて、前の日は夜更かしをしましょう!
つまり、寝不足気味だと、山小屋でよく眠れるというものです。初日は移動日あるいはちょい歩きの日になることが多いので、すこしくらい眠くても平気でしょう。なので、移動中の車やバスの中で眠ったりしないようにするのも手ですよ。
あとは寝る前はかならず足首をまわすこと!
気のお話ですが、足首と頭はつながっているそうです。足首に気をあてると、頭痛が治るといいます。
気ではなくても血行がよくなります。足裏は第二の心臓。ストレッチも十分におこなって眠るといいです。というか癖をつけましょうよ。山小屋でストレッチをしている人をほとんど見かけませんね。ということは、ぜんぜんご自分の体のことがわかっていないか、コントロールする必要性すら感じ取れていない、ということなのではないでしょうかね?その割にはエアーサロンパスのにおいが充満してます(あの臭いだいっきらいです>< 迷惑防止条例違反じゃないですかww)
先にあげたSKINSも快眠に効果ありかとおもわれます。

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 左)シンプルガイドパンツ 右)ロックガイドパンツ

パタゴニア シンプルガイドパンツ ロックガイドパンツ

冬季用ソフトシェルに開発されたプロ仕様のガイドパンツ。それを幅広く発展させたのがガイドシリーズです。

シンプルガイドはいままで履いたパンツの中でも、最もお気に入りのパンツです。
従来アウターとしての動きやすさと通気性を重視したソフトシェルを、今度は軽量・通常パンツとしてシンプル化させたモデルです。4シーズンを通して十分に使えます。
まず素材は4方向に伸縮のある撥水加工の薄型ソフトシェル素材です。動きやすさはもちろんですが、撥水に加え、夏の高山での急な風にもある程度の防風性能があります。そして軽い。アンダータイツとの愛称も良好で、お気に入りです。値段は16800円。ちょっと高めに思えますが、洗濯を30回以上しても、生地のスレやほころびが他のパンツよりも少なく、耐久もありますので、結果的に見ると経済的に思えます。撥水効果はさすがに落ちてきますが、市販の撥水スプレーをかければ撥水力はもどります。
フィット感は標準で、裾は登山靴の上部を覆えます(スパッツ代わり)。ウエストはベルト式ではなくゴムと紐付です。
難点は、夏場2000m以下もしくは山小屋などでは、けっこう暑いです。肌触りももう少しなところがあります。

そこで現れたのがロックガイドパンツ
こちらは、シンプルガイドよりもさらに薄い(最軽量のソフトシェル)生地を使用している風合いも肌触りも抜群の夏季向けパンツです。クライミング用に設計されていて、動きやすさは保障します。縫い目も最小限の凹凸に抑えられロゴはさりげなくもカラー。シンプルガイドと決定的に違うのは、シンプルガイドが4方向ストレッチなのにたいして、こちらは2方向(公式ホームページにはないですが)。パンツを伸ばしてみると縦には伸びるのに、横には伸びにくくなっています。そして、こちらはベルトループ付です。表生地の風合いがいいのですが、ほこりがつきやすいのでご注意。個人的には今年のイチオシパンツです。こちらは14700円

SKINS 24時間着れる?

ここ10年ほどで、アンダータイツ、とくにサポートタイツといわれるものが、登山市場の中でも急激に増えてきました。その先駆者となったのは、ワコールのおなじみCWXですよね。これは足の筋肉をサポートするようにテーピングのようなラインが張られ、膝や腰の筋肉をサポートし、結果的に歩くことのパフォーマンスを上げるというものです。このほかには、ゴールドウィンのBIOTEXあります。サポート(特に膝)力でいえば、やはり特許を持っているCWXのほうが優れていると思います。生地は夏用と冬用、サイズもPサイズ(お腹大きめ)もラインナップされて、どんどん改良されてよくなっていますね。
ただ、これらのサポートタイツは、どれも、筋肉をカバーするためにピッチリキツメにサイジングされており、行動中に使用するものでした。
なので、個人的には、山小屋などに泊まるときには、就寝時はタイツを脱がなくてはならず、面倒だし、寒ければさらに別のアンダーを持っていくというわずらわしさがあって使わなかったりしてました
(ここから本題です^^;)
ところが、このSKINSは、ちょっとコンセプトが違います。
まず、CWXやBIOTEXのようにサポートラインがありません。生地も伸縮が大きく締め付け感が強くないです。それもそのはず、そもそもSKINSは膝や腰のサポートを目的としたタイツではなく、BODYのリカバリーを目的としています。つまり、24時間就寝時も身につけることで、筋疲労の回復や集中力をUPさせるという代物なのです。
カタログによると、効果は以下のようです。
■段階的着圧設計(部分部分で圧力を変えること)により、筋肉のポンプ作用を高め疲労感を軽減。
■筋繊維の振動を劇的に減少させ筋肉の損傷を軽減し、さらに筋肉の集中を高めます。
■運動中にかく汗をすばやく吸収し外へ逃がすので肌を常にドライな状態に保ちます。
■暖かい/寒い条件下で身体の体温調整を行い一定の状態を保ちます。
■生地に抗菌・殺菌処理を施しバクテリアの繁殖を抑えるので長時間着用してもにおいにくくなっています。
■UPF 50+ の紫外線保護指数を持ち、野外でも安心して使用できます。 

メイン効果は上から2つだと思います。
実はそんなことはつゆとも知らず、アウトドアショップワイルド1のK氏の饒舌にうっかり買ってしまいましたw
で、実際にはいてみると、確かにいい感じです。
まず締め付け感がゆるいので、履いててそれほど気になりませんw
そして、ふくらはぎのむくみや疲れ方が減少するような感じもありました。
KGはクライミングや登山中にではなく、休憩や休日などに履くようにしています。
回復効果は実際にあります。
上半身は未確認ですが、今度試してみる予定です。

002.JPGenduro1

モントレイル エンデューロソール

登山靴を買って、靴中敷きを換えない人がよくいます。
でも高額な登山靴に敷かれているソールは、意外と無難(安易)なものがほとんど。
長年登山・クライミングをやっていると、どうしても膝・腰の負担を感じずにはいられない人も多いでしょう。
下敷きを換えるだけで、痛みや違和感もずいぶんと変わるものですよ?
このトレランの老舗モントレイルから発売のエンデューロソールは、足裏・膝の痛みに対して効果を発揮してくれます。KGもあらゆるシューズにコレを使っています。
なんといっても、分厚いのです、コレ。それだけで、脚にはよさそうでしょう?
フィッティングは個々の足形に合わせて熱成型され、自分の足型にぴったりフィット。オーブンでチンしてそのまま履いてしまえば、しばらくしたら、足形になじんできます。そのままチンせずに履いていてもOK。
足裏アーチの部分には、弾力のあるプラ?が張り合わせられ、土踏まずをきっちり上に持ち上げてくれます。
難点は少々厚みがあるので、シューズの足先甲に余裕がないと、圧迫を感じます。つまり、登山靴を選ぶ際には、甲高なものを!!
また、歩き方に癖のある人などは、熱成型も癖がでてしまうので向かないのかも?
たとえば小指まできっちり体重がかかっていないと、正しい歩き方にはなっていない、といわれます。
多くの人は、この足の小指にまで体重が乗っていない、そうです。
そういう場合は、矯正力のあるタイプを使用して、歩き方自体を修正していかないと、膝や腰の問題も解決しない場合があると思います。

エンデューロソール料金4200円
アーチが浅い人用のエンデューロソールLPも有り
西穂山荘
■■■
総評価★★★ 設備★★★★ 食事★★★ 対応★★★
DATA
いわずと知れた、西穂山荘。新穂高ロープウェイから徒歩1時間あまり、西穂高を正面に、パノラマが広がる展望地という優れた立地にあり、初級者からベテランまで集う代表的山小屋。なのに食事がウーンもうちょっと生ものとか冷凍もの以外のものが欲しい!っていうのは、贅沢なのかな?通年営業です。
スタッフの対応は、普通です。
小屋では写真コンなどいろいろ行事ごとなどをやっているようですが、
個人的には「個性のない」ようにみえます。ただ、ここの本棚は漫画やら山の本やら小説やらでちょっとした文庫室となっているので、それはうれしいかぎり♪部屋は大部屋はなく、中小部屋にわかれています。
ロケーションとアクセスはいいので、誰にでもお勧めできます。
■一言■
冬は水がない(当然)。飲み物類とか(お湯ですら0.5lで300円)超高いので、ストーブをもっていくべし!土足の食堂兼談話室では自炊おk。
ココで買えるよ
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